今回は、東京都の新橋駅近くで開催していた『世界のクリエイティブ』とそれを主催しているアドミュージアム東京についてご紹介します!どうも。美術館と展示会と博物館の違いが未だによくわかっていない24歳のサラリーマン堀川翔です。社会人になり、必死に仕事をすればするほどアウトプットに比重が寄ってしまい、インプットが減ってしまいますよね。また、休日も友達とあったり、飲みのお誘いで土日なんて秒で過ぎ去ってしまいます。そんな中、クリエイティブな事業をやっていくためには一人の時間を持ちつつ、感性と考え方がよりほぐれるような時間を過ごしたいなということで今回は展示会に行ってまいりました。今回は、世界のクリエイティブがやってきた!の概要や感じたことはもちろんのこと、アドミュージアム東京に関しても後半に説明しようと思います。展示会に行ってみたい!一人でアート鑑賞したことない!関東に住んでいてクリエイティブなことに興味がある!そんなあなたにオススメなので、良ければ現地での写真も楽しみながらご覧ください!▼目次1.広告の概念を変えるクリエイティブが新橋に2.多様性と立体感のあるクリエイティブアート3.広告を通して新しい発見に出会うミュージアム広告の概念を変えるクリエイティブが新橋に「世界のクリエイティブがやってきた!2022」展にやってきました!2022年というタイトルですが、実際にこの展示会が開催されていたのは2023年の春です。こちらの展示会は実は人気が高かったこともあり展示の期間が半月ほど延長されました。筆者は元々期間が間に合わないと思っていて落ち込んでいたので、この人気好評による期間延長が嬉しくてたまりませんでした(笑)公式ページでも紹介されていた概要をここでも改めて掲載しておきます。主 催:(公財)吉田秀雄記念事業財団協 力:(株)電通/The One Club for Creativity/D&AD/カンヌライオンズ日本事務局 日本経済新聞社会 期: 2023 年 2 月 11 日(土)~ 5月6日(土)会 場: アドミュージアム東京 企画展示室(Hall B)〒105-7090 東京都港区東新橋 1-8-2 カレッタ汐留開館時間: 火~土曜 12:00~18:00※開館時間、曜日が変更になることがあります休 館 日: 日曜、月曜(ほか不定休あり)入 場 料: 無料 ※要予約参照:https://www.admt.jp/communication/news/article/pdf/NewsRelease%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%8C%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F202220230209-181248.pdf期間中は、ニューヨーク、ロンドン、カンヌの世界を代表するクリエイティブ・アワードの受賞作品を紹介しており、「国や地域の文化や背景を知るきっかけになるような展示作品や現代の広告概念を変えるものまで、デザインやアーティスティックなものが展示されています。時期によって一部展示の作品が以下のように変わるので、期間中に3回も楽しめることはアート好き、展示場近く住みからすると嬉しい限りですね!第1弾/THE ONE SHOW 2022:2023年2月11日(土)~3月4日(土)第2弾/D&AD Awards 2022:2023年3月10日(金)~4月8日(土)第3弾/CANNES LIONS 2022:2023年4月14日(金)~5月6日(土)それでは次では、実際の展示写真や内容なども交えて魅力を少しお裾分けします。多様性と立体感のあるクリエイティブアート新橋駅から歩いて10分ほどでアドミュージアム東京に到着し、受付は1分もかからずにすぐ入ることができました。実際に展示会の中に入ってみると、ぐるっと一周できるようなコースになっており、その中でも展示ブースのテイストがしっかりとわかれているので色々な世界観を順を追って楽しむことができます。まずパッと目に入った面白さは、上記写真にもあるように、上から垂れ下がった雲のような作品。意図した設計かはわからなかったのですが、はたから見ると頭でっかりな宇宙人のように見えたので、クスッと笑ってしまいました。関係ないのに笑ってしまった中の人たちごめんなさい。中はパネル画面で作品と歴史が映像で写されていました。実際にこれが宇宙人みたいに見える仕様にしたかどうかは不明なので気になる方は設計者にぜひ聞いてみて、答えを僕に教えてください。大広間に入ってすぐ右を見ると、歴史の教科書に載っていそうな日本の過去の時代における広告が沢山置かれていました。最初に気になったものはこちらの「一目でわかる商いの顔」です。全部は写真に収まっていませんが、現世ではなかなかみたいような趣あるお店の看板がありました。ぱっと見で何のお店かわかるってシンプルですが相当な魅力、広告ですよね。看板でありブランディングでもあるなと思うと最強な魅せ方だなと思いました。少し進んでいくと、さらに香ばしい日本らしさが出てきました。フォント、イラスト、商品までなんだか懐かしさがある作品の登場です。お菓子や食品ってなんだか昔から変わらないような感覚があったのですが、物は同じであれどデザインやパッケージなどが変わっているものが多く、お菓子から時代の変遷を感じられるのは新しい感覚で面白いなと思いました。なんだか久しぶりにだがしやさんに行きたくなってしまいました。メインの展示場所に行くと、テレビCMや雑誌などメディアの歴史と表現方法、時代潮流を感じるような作品が並んでいました。見たことがあるようなないような作品が多くあり、年齢が違えば既視感のあるもの、新鮮味があるものが異なり、一人や同世代だけじゃなくて、家族なんかと一緒にこの展示会を行っても面白そうだなと思いました。写真にある角川文庫の広告は、この当時「女性の社会進出」が世の中で初めて出てきた時代で、それを間接的に訴えていくような広告だったようです。鋭くもありエンタメチックな表現で社会情勢を一点押ししていくような広告で興味深いなと感じました。更に進んでいくと、時代とは別でブランドや商品・サービスに関する広告が展示されていました。現代で大人気の音楽ストリーミングサービスであるSpotifyやペプシなど色々な角度のサービスブランドの過去の尖った広告がありました。面白い広告ってなんだろう?がこのブースで自分の中で言語化できたような気がするのですが、共通点が2つありました。1つ目は広告らしくないということ。今で言えばデジタル広告、綺麗な映像、目立つ箇所への掲載が多い広告ですが、街の自然や情景を作品へと転換させたり、そもそも広告と思わせない作品が飾られていました。2つ目は答えを明示しないということ。今で言えば伝えたいことを言葉で記載していたり、ブランド名やコンセプトを何度もプッシュ型で伝える広告が多いように感じますが、この展示で多かったものは、何も明記していないという面白さです。上記のウェンディーズの作品で言えば、ウェンディーズの中にペプシは潜んでいるよ、他社ブランドすら広告にさせる面白さがあるのだと思いますが、ここには答えも何も書いておらず、僕はもちろん見る人によって感じることや答えは違うと思います。こうやって考えている時点でもうそれは広告の枠を超えてアートなのだと言えるでしょう。今回は、 第3弾のCANNES LIONS2022展示が出口近くに特設ブースとしてありました。ここで感じた面白さが、立体感です。展示会やアートは基本的に見て楽しむもの、つまりインプットだと思うのですが、このブースでは体験して、当事者としてアウトプットするという楽しさ、作品がありました。上記写真にあるように、「あなたが大切にしたいライオンハートはどれ?」というフラッグが用意されており、自分の大切にしたい価値観や性格をボードに打ち込んで作品をみんな完成させるというものです。つい手にとって自分の価値観を表明してしまいました(笑)日本人が自分のポジションを明確にすること、言葉で公表することって正直少ないと思うのですが、このフラッグというツールを使っているから表現しやすくなったのか、周囲にいた人もなんだか楽しみながら自分の価値観のエリアに旗を立てていました。実際の作品はこの記事のサムネイル表紙の画像なので、気になる方は再度見てみてください!そして出口直前にはもう一つ、世界のクリエイティブのなかで一番面白かったものを付箋に番号を記入して壁に貼り付けるというものです。何を書いてもOK、どこに貼ってもOK、その自由さが何だか最後に参加者の開放感とメッセージ性を持っているかのように思えました。広告を通して新しい発見に出会うミュージアムここまで紹介した世界のクリエイティブがやってきた!を開催した会場のアドミュージアム東京ですが、この展示以外にも様々な展示をしています。そもそも、このアドミュージアム東京は、「広告を通して新しい発見に出合う場所。日本唯一の広告ミュージアム」というテーマがあり、2002 年に開館して以来200 万人を超える来館者となっています。メインは広告への理解を深めてもらうことを主軸の目的とし、江戸時代から現代までの約33万点の収蔵資料を誇っています。2階のライブラリーでは、広告とマーケティング関連書籍の閲覧、広告作品のデジタルアーカイブを検索・閲覧することができることが特徴です。「世界のクリエイティブがやってきた!」「アドミュージアム東京」いかがでしたか?この記事を見て少しでも気になった方はぜひ訪れてみてください。アクセスとしては、JR新橋駅から徒歩5分、東京メトロ銀座線新橋駅から徒歩6分、都営大江戸線汐留駅から徒歩2分となっています。東京に住んでいる人に限らず、他県から来た方もアクセスしやすい中心部にありますので、ぜひアート・広告に関するインスピレーションを感じたい方は寄ってみてください。今回紹介した世界のクリエイティブがやってきたは既に終了していますが、また来年の2024年に開催される可能性も大いにあると思います。また、他にも季節や時期によって様々な展示もあり、今回の記事で紹介した前半部分の日本の展示自体は常設展示でいつ伺っても見れる展示なので、好きなタイミングに見に行ってみてください。ぜひ以下のホームページを覗いてみてください!https://www.admt.jp/それでは今日もクリエイティブな良い一日を!ほなまた!